Dark of silence

沈黙 は オト

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2019.05.11 Saturday

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2011.12.24 Saturday

Lucifer

シルバーレイン二次創作です。

出演:よみ、メル(メールォ)

メルが普通に女装してますが、一応女装なので色々注意…

自PCイチャが駄目な方は読まない方がいいのよ!



って感じです。




  12月某日。
 随分冷え込んできた鎌倉の銀誓館学園の傍に有るスーパーマーケットから、黒髪の女と金髪の女が買い物を終えて外へ出た。
「んーぅっ!Très froid!!」
 そう言って、金髪の女はマフラーをぐるぐる巻いて寒さをしのごうとする。
 黒髪の女はその様子を何の感情も無く見守っていた。
「よみは寒くないのかしらっ?」
 そう金髪の女が問う。
 『よみ』と呼ばれた黒髪の女はきょとんとした。
「妾は冬生まれじゃ。寒い訳無かろう」
 そのめちゃくちゃな返答に、金髪の女は爆笑した。

 − Lucifer −

  黒髪の女は月夜野よみと言う。
 金髪の方はメールォ・イヴォワールと言ってれっきとした男性だが、可愛い服を好む為に女性の恰好をしている。
 この日も勿論、女性が着用しそうなニットのチュニックなどを着ていた。
 二人は銀誓館学園のOBで、銀誓館学園に所属する3人の女子と共同で生活をしている。
 彼女達が住む家は蜘蛛屋敷と呼ばれ、よみが銀誓館学園へやってきた際に自分の家にする為に購入したものである。
 そこへ、二人は帰ろうとしていた。
 荷物持ちは専らメールォの仕事で、よみはただ自由に歩いていた。
 年末の買い出しのせいか荷物は普段より多く、そう遠くもない蜘蛛屋敷に辿り着く前にメールォは疲れてしまった。
「もーつかれたわーぁ。よみぃ、ちょっと休みましょ?」
 少し前を歩いていたよみは振り返ってメールォの傍に有ったベンチに腰掛けた。
 隣にメールォも座り、更にその隣にビニール袋が3つ程置かれた。
「もー、食べものばっかり多過ぎるのよー」
 メールォがビニール袋を覗き込んで缶の紅茶を見つけると、二本取り出して一本をよみへ渡す。
「いつの間にこんなものを買ったのじゃ?」
 そう問いつつよみは缶を開け、一口飲んだ。
 温かい紅茶だ。
「寒かったから買っておいたのよ。家で飲んでも良かったし」
「そうかゃ」
 尋ねた割によみの返事は素っ気無かった。
 というよりは、考え事をしているようだった。
「よみ、何か気になる事があるの?」
「うむ、その………働かねばならぬ、と、思っておった」
 やけに歯切れの悪い返答だった。
 メールォが首を傾げたのを見てよみは続ける。
「なんだかんだで実家の資産をくすねたり、兄から金を巻き上げたりしておったが、妾はもうあの家とは関係の無い娘。いい加減止めねばならぬ。して、無尽蔵に金が有る訳でも無い故、働かねばならぬやもしれぬと思うておる」
 浮かない表情で語るよみをメールォは覗き込んだ。
「よみは、働きたくないの?」
 少しの間よみはメールォを見つめて、それから目を伏せて首を横に振った。
「妾は、希望する職が無い。ふりーたーなども良いかと思うたが、何故か性に合わぬ」
 よみは旧家の娘で有り、事情が有って長い間幽閉されて暮らしていた。
 あらゆる情報の伝達が隔たれた箱の中に入れられていた彼女には、将来の展望など無かった。
 唯一やりたかった事は自らを閉じ込める箱を壊して外へ出る事で有り、それは既に叶ってしまっている。
 その為彼女は『やりたい事』が無く、自分の就きたい職業も見つからずにいた。
「…なら」
 メールォがよみの手に触れる。
 冷たいような温かいようなその手は抵抗する事無く、メールォに柔らかく握られる。
「無理に働く必要は無いのよ?」
 よみは眉を顰める。
 怪訝そうな顔のよみに微笑んで、メールォは続けた。
「よみが家を守ってくれるなら、私は……ううん、僕はよみの為に尽くしたいんだ」
 メールォの声が少し低く変わったのに、よみは気が付いた。
 それはメールォが男性の恰好をしている時に出す声だった。
「………それは、妾を妻にする気が有ると言う事か?」
「Oui」
 彼は母国語で『はい』と答えた。
 よみは握られている自分の手が震えているのではないかと目をやるが、特に震えている様子は無かった。
「よみが、…代美子が幸せに暮らせる事が、僕の幸せだと思ってる。………結婚して欲しい」
 恥じらいが勝り、よみは伏し目になった。
 メールォはそれを気にせず、握っていたよみの手にキスをする。
 ふと、二人の視線があった。
「………妾で良いのか?」
「僕はよみと出会った日から、よみしか見えていないよ」
 メールォの澄んだ碧の瞳がよみを真っ直ぐ見つめた。
 よみは伏し目のままあちこち不安定に見て、たまにメールォの方を見る。
 何を言えば良いのか分からなくて口が開いたり閉じたりしていた。
 メールォは微笑んで追撃を送る。
「よみは今のまま、家を守ってくれればいい。居てくれるだけで十分なんだ」
 その言葉に彼女の表情が変わる。
 いぶかしげにメールォを見つめ、彼女は声を発した。
「流石仏蘭西人じゃの」
「えっ? あっ、そんな事言うなんて人種差別だよ! 酷いよよみぃ!」
 冗談でコミカルに哀しそうな顔するメールォを見て、よみは笑った。
「ふふっ、すまぬ。…しかし、よう分かった」
 メールォは首を傾げる。
「気が付けんで居たが、妾もメルが好きだったのじゃな」
 その言葉を聞いて、メールォはよみを優しく抱きしめた。
「それ、早く、言ってよぉ」
「すまぬ」
 メールォの震える声によみは背中を優しく叩いた。
「もうっ! 放さないからねっ」
 今度は力強く抱きしめられ、よみは自由を奪われる。
 でもこれは幽閉と違って、悪く無いと彼女は思った。
 だからそっと手を伸ばして、よみも彼を抱きしめた。



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 この後家に帰って同居人のみか、ユイ、月亞にメルが「僕、よみと結婚する事にしたよ!」とか言って祝福されたり、
 「挙式はやる必要が無い」とか言うよみをなんとか説得して自宅で知人呼んで結婚式しようとするんだけど、さりげなくウェディングドレスをメルが作って用意してるとかそんな展開も有ったり。
 あと、処女VS童貞モドキ紳士のどうしようもない戦いとか。うん。
 ちなみに同じ処女でも志喜が「やめろ!触るな!」だったのに対して、
 よみは「する?する?ねぇねぇ、する?」みたいな純粋アホ系なので余計にどうしようもないです。
 こんな様子じゃ近いうちに子供出来るんじゃないでしょうか(棒)

 えーと、何でこんなもんを書いたかと言うと、思いついたからです。
 前々からよみはモッテモテで争奪戦状態だったんですけど、ついに決着がついたという事で。
 残念だったな、潮!www

 で、メルはリリス系でよみは月系なんですけど、ぱがねだと
 『リリス系:りりすぱぱ 月系:ディーヴァ』
 うん、親子じゃん。
 ソレンティアでリリス系がいないので、銀雨の状態がぱがねに影響を及ぼしてたんだなーと思ってみた。
 別にぱがねが有ったからこの結果になったとかでは無いので、偶然という名の奇跡という名の魔法という名の必然だと思うんですけどね。
 ああまわりくどい言い方(笑)

 ……自分のPC同士の恋愛で成就しちゃいましたねぇ…(笑)
 なんでもありやでーw

 ところで、メルみたいなイケメンが私にも訪れないでしょうか…
 まさしくよみ状態です…
 私はフリーターでもいいんだけどね!w
2019.05.11 Saturday

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